大阪大学大学院 健康発達医学
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はじめに(バックナンバー)
<平成28年4月>

健康発達医学では、生活習慣病の早期予防・治療介入を研究室のスローガンに治療用ワクチンの開発を研究室の主たるテーマとして活動してきました。その間、研究室のメンバーは入れ替わりながらも研究活動の継続・発展に励んでいます。かつて一緒に研究したメンバーの中には、海外で研究グループを率いて研究を継続する者、国内製薬企業あるいは創薬ベンチャーで研究開発・臨床開発に携わる者、海外・国内の研究室で基礎研究に従事する者など多様な方面で活躍中であり、絆で結ばれた相互交流の広がりを感じます。

本年は、これまでのトランスレーショナルリサーチ分野の研究結果が得られる年になります。新規機能性ペプチドを用いた医師主導治験はすでに患者での試験を開始しており、本年中には初期評価試験の結果が得られることになります。また、治療ワクチンは高血圧ワクチンの臨床応用を目指して製剤の確立・非臨床試験を予定しており、その後に引き続き控える臨床試験も目前となりました。これらのプロジェクトは研究成果の社会還元という目標を達成するための第1歩であり、今後も弛まぬ努力を重ねていく所存です。

一方、本研究室の治療ワクチンを用いた臨床応用として他大学との共同研究が増えてきました。また、RANKLを機軸とした脳心血管病との関連に関しても新しい発見がありました。それぞれの専門分野で我々の技術が活かされて新規治療法が開拓していくように今後ますます共同研究を充実されていきたいと考えます。さらに、脳梗塞の新規治療法の開発、疾患iPS、老化関連研究など、研究室の研究の幅も広がっています。

2016年は、「一日一生」の精神で研究に邁進し、一丸となった研究集団でいたいと願います。

中神 啓徳 大阪大学大学院 医学系研究科
健康発達医学寄附講座教授
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