大阪大学大学院 健康発達医学
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はじめに(バックナンバー)
<平成27年4月>

健康発達医学寄附講座が設立されてちょうど5年間が経過しました。この節目の年に所属研究科を医学系研究科に移すことになりました。大阪大学・金沢大学・浜松医科大学・千葉大学・福井大学連合小児発達学研究科のこの5年間では、伸び伸びとした家族的な環境の中で自由に研究をさせていただきましたこと、心より感謝申し上げます。
4月から医学系研究科健康発達医学寄附講座として再出発し、以下のプロジェクトに注力していきたいと思います。

新規機能性ペプチドの臨床開発として、皮膚潰瘍患者を対象としたSR-0379の外用剤としての医師主導臨床治験が始まります。基礎研究から一つ一つ積み上げてきた研究課題が、非臨床試験、フェーズIを経て臨床治験まで至りました。また、難治性皮膚潰瘍で困っておられる早老症患者(ウエルナー症候群)の治療にも役立てたいと思っており、厚労省の研究班とも連動しながら研究開発を進めております。また、他にも機能性ペプチドの研究開発を進めており、化粧品・医薬部外品なども視野に入れて複数の会社と共同研究契約を締結し、開発を目指しています。

治療ワクチンの応用研究に関しては、生活習慣病(高血圧・糖尿病)を標的としたワクチンの基盤技術を確立し、動物薬に関する共同研究開発も行っております。実用化を目指して癌や関節リウマチのような難治性疾患を標的疾患とした治療ワクチンの取り組みも行っており、実用化を目指して生きたいと考えています。他大学との治療ワクチンの共同研究プロジェクトも開始しており、トランスレーショナルリサーチを推進していきたいと思っております。

脳虚血疾患に対する新しい治療標的としてRANKLシステムに着目した治療用分子の開発も行っており、他にも新規機能分子に着目した新しいプロジェクトも行っております。今年も活発に研究を進めて更なる情報発信に努めていきたいと思います。

ご興味のある方、是非ご一報いただければと思います。

中神 啓徳 大阪大学大学院 医学系研究科
健康発達医学寄附講座教授
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