大阪大学大学院 健康発達医学
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はじめに(バックナンバー)
<平成23年4月>

平成22年4月1日より健康発達医学講座として活動を開始いたし、約1年が経過しました。本講座の設置目的は、生活習慣病の早期予防・治療介入を目指した新規治療の確立でありますが、先日、京都大学医学系研究科薬剤疫学教授の川上浩司先生から、予防医学(preventive medicine)はすべての人に対して経験的な事実を基盤として予防策を講じる予測医学(predictive medicine)と個々の人に合わせた遺伝的な解析・バイオマーカーの活用により予防医学を実践する先制医療(preemptive medicine)の2つに分けて学問系統化されているお話を伺いました。本年度もまさしくこの先制医療に向けた新しい情報を提供できるように研究活動を充実させていきたいと思います。

また、健康発達医学研究会というセミナーを1−2月に1度くらいのペースで開催しており、すばらしい研究をされている若手の研究者の方々にご講演いただく企画もしております。これまで下記の先生方にご講演をいただきました。

第1回 阪大循環器内科特任講師 赤澤宏先生 レニン・アンジオテンシン系と心肥大
第2回 阪大臨床遺伝子治療学 武田朱公先生 認知症と糖尿病
第3回 阪大免疫フロンティア招へい教授(兼基盤研) 石井健先生 ワクチンの話題
第4回 阪大再生誘導医学寄附講座 菊池康先生 留学生活の話
第5回 阪大遺伝子治療学 佐賀公太郎 HVJ-Eと癌治療
第6回 旭川医科大学外科学特任助教 齊藤幸裕 癌と血管新生

研究目標を達成するために、初年度はまず研究者の"個としての強さ"の形成に重点を置いてやってきましたが、各々の研究テーマに対してそれぞれが各自で研究計画を立案し、それに対して積極的に意見交換・技術の交流を行うという試みが少しずつですが定着してきたように感じています。この勢いで本年度は現在の研究成果を学術集会などで発表して、皆の研究内容に日が当たるように努力したいと思います。

中神 啓徳 大阪大学大学院
大阪大学・金沢大学・浜松医科大学連合小児発達学研究科
健康発達医学寄附講座教授
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